金属塗装分野

粉体塗装について

塗料に使う溶媒は有機溶剤が主流ですが、粉体塗装には、有機溶剤や水などの溶媒を使わず、固形の粉末状の塗料を使った塗装方法です。
塗料は、エポキシやポリエステル等の樹脂を主原料にしています。

弊社では静電粉体塗装を採用しています。
静電粉体塗装にも塗装方法は2つあり、弊社では静電粉体塗装の現在の主流であるコロナ方式に加え、摩擦帯電方式の塗装機を備えています。

粉体塗装のメリット

  • 有機溶剤を使わない。
  • 1回塗りの厚膜塗装が可能。
  • 一般金属塗装で使用される溶剤塗装に比べると塗料の膜が強靭。
  • 引火性でない。

模様塗装の場合、溶剤塗料に比べ塗料粒度が大きいので種類は限定されますが、模様塗装には向いていると考えられます。

デメリット

  • 塗膜のレベリング性能(平滑性)が溶剤塗装に比べると良くない
  • 専用の設備が必要
  • 焼付塗装なので現場塗装不可
  • 焼付(180℃以上)塗装なので被塗物(塗装されるもの)が限定される
  • 調色が難しい
  • 色替えに時間がかかる
  • 塗膜上の色混じりが発生する

こうしたメリット・デメリットを鑑みて、最適な塗装方法をご提案しています。

溶剤塗装とは

溶剤塗料は最も一般的な塗料です。樹脂、添加剤、溶媒、顔料からなる原料にシンナーなどの有機溶剤を用いて溶かした塗料のことをいいます。

使用する樹脂により、メラミン塗料、アクリル塗料、ウレタン樹脂塗料等があります。

溶剤塗装は溶剤塗を使用した、もっとも一般的な塗装方法です。シンナーなどの有機溶剤に塗料を混ぜて溶かし、主にスプレーを使って被塗物に塗布。その後、自然乾燥もしくは焼き付けることによって塗膜を形成させます。

溶剤塗装は種類が豊富に存在することから、非常に広範囲の被塗物に対応できるという特徴があります。また被塗物によって自然乾燥・焼き付けを選択できたり、粉体など他の塗装方法と組み合わせたりすることも可能。色も豊富で、さまざまな模様に適用できるというメリットもあります。

塗装の前処理工程について

塗装における前処理工程とは、素材と塗料の密着性を高めるために必要な工程のことで、塗装する素材表面の脱脂、洗浄、化成処理を行います。
塗装の機能を最大限に発揮させ、そして、長持ちさせるためにとても重要な工程です。
女性のお化粧でも下地作りが大事だと思いますが、塗装でも下地作りが一番大切です。

適宜、表面処理液のポイント計測を行い 安定した前処理品質を提供しています。

金属塗装の前処理には大きく分けて機械的方法と化学的方法があります。
機械的方法とはサンドブラストなどで表面の錆や油を取り除く方法です。
対して化学的方法とは綺麗にした金属の表面に皮膜を覆い、塗膜を剥がれにくくしたり、キズが付いて塗膜が剥がれた場合でもそのキズから錆が広がらないような効果を発揮したりします。
弊社では化学的方法のリン酸亜鉛皮膜処理を導入しています。

乾燥工程

弊社では以下の2つの方法を採用しています。

(1) 自然乾燥

塗料を常温の空気中で乾燥させる方法です。

(2) 焼付乾燥

高温を利用して、塗料を乾燥させる方法です。
自然乾燥よりも高い塗膜の硬さ、密度が得られることから、耐候性、耐摩耗性の求められる製品に使用されます。

弊社の乾燥炉は、熱効率が高い「サーマルシールド」を採用しています。

特殊金属塗装

塗料自体に機能をもったセラミックを主体としたコーティング剤を使用し塗装します。

このセラミックコーティングには様々な種類があり、

  • 7H~9Hの硬度を誇る一方、柔軟性の皮膜に耐摩耗、耐衝撃耐塩害、耐腐食、耐溶剤、耐薬品を備えるもの
  • 耐候性及び耐熱性能に優れたもの
  • 放熱性能(熱交換促進性能)を有するもの
  • 断熱性能(放射熱抑制性能)を有するもの
  • 潤滑性能(低フリクション性能)を有するもの
  • 絶縁性能を有するもの

と用途に適したコーティング剤を選ぶことが重要です。

弊社では、この特殊金属塗装にも力を入れており、さまざまなご要望に塗料と塗装の力でお応えできるよう努めています。

特殊な使い道、また、こんな機能を付加できないかなどのご相談を承っています。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

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